クレジットカード現金化、業者を使って個人情報は大丈夫?

うっかりしていて急に現金が必要な時、借金には抵抗があるという場合に便利なのがクレジットカードの現金化です。
ただ心配なのが、クレジットカード現金化の業者は金融業者ではないので、特別な許可を得て営業しているわけではないことです。
クレジットカード現金化業者を使用して、個人情報は大丈夫なのでしょうか?

たくさんの個人情報を聞かれるのはなぜ?

やっていることはただクレジットカードで買物して、キャッシュバックしてもらうだけです。
金融業者でもないのに、どうしてたくさんの個人情報が必要なのでしょうか。
大きな理由は、なりすましでの使用を防ぐためです。
クレジットカードをお金に変えられる現金化はとても便利なものです。
つまりクレジットカードを違法な手段、たとえばスリや空き巣で手に入れた悪人にとっても、とても便利なものなのです。
そのような違法行為に巻き込まれてしまうと、業者が現金化をしていることがクレジットカード会社に知られ、利用者が巻き添えでカードの利用停止処分を受ける可能性まであります。
利用者が確かにカードの持ち主なのかの確認は、利用者のためでもあると知っておきましょう。

怖いのは、規約違反の後ろめたさがあること

特別な許可を得ずに営業されている現金化業者ですが、これらは通常のショッピング業者も同じです。
たまたま買い物をしたお店が悪徳で、個人情報が流出する……なんてことは、いつでも考えられるリスクなのです。
情報を渡さなければ買い物ができない以上、この被害が完全になくなることはないでしょう。
しかし現金化業者が相手で問題なのは、利用者に「現金化という規約違反をしている」という後ろめたさがあることです。
そのせいで、詐欺まがいのことをされても訴えられない、被害を主張できないという現実があります。
個人情報漏洩も、好き放題にやっても問題ないと考えている業者がいないとは限らないでしょう。

実際に個人情報が流出したら、どんな危険性がある?

多くの人が最初に恐れるのが、クレジットカード番号の流出でしょう。
流出した番号が使われた場合、多額の被害が予想されます。
しかしこれについては、実はあまり心配はいりません。
クレジットカードの決済情報は業者ではなく、主に代行業者に渡されるものだからです。
ネットショッピングに慣れた方なら、決済時に代行業者のページに飛ばされるなどの経験があるでしょう。
ただし、クレジットカード番号をメールで聞かれる、暗号化で保護されていないフォームで入力させられる、などの場合は従わないことを強くおすすめします。
では現実的にありがちな被害は何かというと「闇金に住所や電話番号が渡ってしまう」ということです。
現金化を使っている、つまりお金を必要としている可能性が高いですから、闇金からDMが送られてきたり、電話がかかってくるかもしれません。
闇金は危険なものです。
もしそんなことがあっても、絶対に利用しないようにしましょう。

まとめ

現金化業者の個人情報について、どうして必要なのか、そして流出する危険がどの程度あるのか、参考になったでしょうか。
危険性は確かにあるのですが、業者にとっては「競争相手に顧客を売る」ような行為です。
まともに商売をしている業者ならやらないでしょう。
逆に、怪しげな業者なら個人情報を集めるためだけに営業しているかもしれません。
きちんとした業者選びは個人情報の観点からも重要です。